常にチャレンジしつづける音楽制作会社です!
どんな名曲も大ヒット曲も、最初は誰かの“My Music”!
ここ“My Music”がわたしたちのスタート地点です!!
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プロフィール

『どんな名曲も大ヒット曲も、最初は誰かの”My Music”! とてもパーソナルなバスルームでのハナ歌か何かだったはず・・・。それが世に出て、”Your Music”になり”Our Music”となって弾きつがれ、歌いつがれていく。ここ”My Music”が、わたしたちのスタート地点です。』

会社概要

株式会社マイミュージック
代表取締役 寺西潔
資本金 1000万
本社住所 〒107-0062東京都港区南青山3-3-10-403
Tel: 03-3479-6056 Fax: 03-3479-6058
スタジオ住所 〒107-0061東京都港区北青山3-3-7
Tel: 03-3479-6056

会社沿革

1998.12.18 有限会社マイミュージック設立
アーティストのCDレコーディングの制作請負業務をメインにスタ-ト。

[主な取引先:BMGジャパン(現ソニー/アリオラ)、ユニバーサルミュージック、TBS、マクセル]
2000 営業所を渋谷区神宮前から港区南青山に移転
2005 ジャスラックと信託契約し、音楽出版社として著作権管理業務を開始
2009.10 株式会社マイミュージックに社名変更
2011.1 レーベル業務開始。音源のCD発売、販売、配信をスタート

[主な取引先:ソニー・ミュージック、ユニバーサルミュージック、KADOKAWA、ADK、日音、テレビ東京ミュージック、テレビ朝日ミュージック、クレイジーTV、電通ミュージック・アンド・エンタテインメントほか]
チーフ・プロデューサー 寺西潔
profile:バークリー音楽大学卒。1989年BMGビクター(現ソニー/アリオラ)入社。邦楽A&R制作ディレクターとして、角松敏生、オルケスタ・デ・ラ・ルス(95年グラミー賞ノミネート)、小野リサ、スガシカオ、スキマスイッチ、洋楽で、デヴィッド・ボウイ、リサ・スタンスフィールド、ブライアン・ウィルソンなどを担当。98年に退社後音楽制作会社/出版社マイミュージックを設立し現在に至る。

<2024年 年頭にあたり>

新年のご挨拶と年頭所感を述べる前に、元旦に発生した石川県能登地方を震源とする地震によりお亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された方、そのご家族及び関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また極寒の地で被災者の救済と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表し、被災された皆様の安全と被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 一年365日、春夏秋冬、毎年同じことが繰り返されているかのように錯覚するが、同じ正月は一度もない。時間、歴史は常にとどまることなく一方向に流れている。800年も前に書かれた『方丈記』(鴨長明)の冒頭「ゆく川の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらず」(川の水の流れは絶えることなく続いているように見えるが、それは決して同じ水ではなく、移り変わっている)が説く、一見恒常不変なものが、無常、転変であることをあらためて思い知らされ、正月を祝うことは控え足元を見つめて三が日を過ごしました。
 さて、折しも弊社25周年であった昨年は、その年頭所感がいみじくも的中する年となってしまいました。まさに「年頭には想像もつかなかった年末」を迎えたのです。90年代にレコード会社の制作ディレクターとして担当したボサノバシンガー、小野リサさんと、軽井沢ジャズイベントの企画で7月に再会し、それがきっかけでマネジメント業務を弊社でお手伝いすることになりました。以降、高崎音楽祭の熱帯ジャズ楽団、年末の塩谷哲Saltish Nightに彼女がゲスト出演した際に、カルロス菅野さんや塩谷さんらオルケスタ・デ・ラ・ルス出身の皆さんと20余年ぶりに旧交を温めることができました。本年も”年頭には想像もつかなかった年末”に思いを馳せながらも、日々がファイナル・デーのつもりで年末まで駆け抜けようと思います。皆さんとご一緒に♬ 

<2023年 年頭にあたり>

知り合いのミュージシャンの方がSNSに投稿されていました。
「いつも年末になると、一年前には想像もしてなかった“今”がある。
人生は先が見えない 良いことも悪いことも 何が起こるかわからない
わからないから 面白い。先が見えないからより良い未来になるように
どうするのがベストなのか、試行錯誤して一生懸命生きる。
良い未来がくると決まっていたらがんばることをやめるし
悪い未来が来るとわかってたらやる気をなくすし
わからないからこそ今の自分次第で未来はどうにでもなる」
人それぞれ考え方には多少の差異はあるでしょうが、誰しも一年後の状況を的確に予想するのは難しいわけで、とてもよく人生を言い当てているのではないでしょうか。
昨年は、弊社も年始には想像できなかった問題を、年末に引き起こしてしまいました。和泉宏隆の新譜『コンプリート・ソロ・ピアノ・ワークス Ⅳ』のCD、配信コンテンツの音源に不具合があり、販売した商品を回収し修正盤と交換しなければならない事態となりました。レコード会社のディレクターとして業歴をスタートし、今のレーベル会社を起こして今日まで30年余り、初めての不良品交換です。スタッフにはこれまでの作品にも携わり、技術、経験ともに最適任者を起用したにもかかわらず起きてしまった事態で、直後は困惑してしまい、収拾策や損害について思いを巡らそうとはするのですが、製造過程を振り返ると自分の一言で防げたのではないかと思うことで、心が折れる日々が続きました。ご迷惑をおかけした購入者の皆さんにはもちろんですが、何よりも素晴らしい作品を残して旅立った和泉宏隆に申し訳ないと。一瞬プロジェクトの中止や廃業も頭を過りましたが、修正盤を作り、最初にクレームを寄せられた購入者の方にお送りしたところ、次のようなお返事をいただきました。
「この度のご対応に感謝致します。元々レコーディング用のライヴ音源ではなかったと思いますので、アルバム化に際しては普段にはない様々なご苦労があったと想像しております。ファンの一人として過去のライヴ音源に触れられるのは大変有難く、大切に愛聴させて頂きます。」と。とても救われる思いがしました。やめる、捨ててしまうのは簡単ですが、続けて行こうと思いました。
先の投稿に戻ると、「人生は先が見えない 良いことも悪いことも 何が起こるかわからない」ということで、良い未来が来るかもしれないし、もっと悪いことが起こるかもしれないわけですが、共感した「今の自分次第で未来はどうにでもなる」に立ち返り、また1年間邁進する所存です。特に昨年、読売新聞「追悼抄」で事実上公約を掲げてしまった和泉宏隆ソロピアノ大全集の5作はなんとしても完成するつもりですので、どうぞ皆様本年も変わらぬご支援を賜りますよう宜しくお願いします。
*最後に、冒頭のSNSの投稿者は、現在大活躍中の素敵なアコーディオン奏者、吉岡理沙さんです。

<2022年 年頭にあたり>

昨年2021年4月26日に弊社所属アーティスト、ピアニスト和泉宏隆が急性心不全のため逝去しました。
大変恐れ入りますが、新年のご挨拶は控えさせていただきます。
甚だ失礼とは存じますが何卒ご理解賜りますよう宜しくお願いします。

<2021年 年頭にあたり>

まず、一体なんという年だったのでしょうか、2020年は!? そして年明けからさらに予想外の展開となってきました。もちろん新型コロナ(COVID.19)禍のことですが、まずは被害に遭われた方、亡くなられた方にはお悔やみを、そして日夜奮闘されている医療従事者の皆さんには心から感謝を申し上げたいと思います。

さて、エンタティンメント業界にあって、弊社も御多分に洩れずコロナの影響で中止になった弊社関連のイベントが50を超えました。中にはホール規模のコンサートもあり、売り上げは前年を大きく下回りましたが、イベントに重きを置く取引先の中には200から300のホール公演が中止となった方もいらっしゃいますので、公的機関からの給付金などのサポートのおかげで、廃業に至らなかっただけでも幸運だったと思います。

ライブハウス事情を振り返ると、2月頃からクラスターというワードが聞こえ始め、3月には試験的に簡易な方法で生配信をするライブが出始めました。スマホで、ツイッター、フェイスブック、YouTubeなどを経由して生配信することから始まったこの取り組みは、4月7日に緊急事態宣言が出され続々と通常の公演が中止になると急速に広がり、課金システムが日進月歩の勢いで充実するのと相俟って、機材の操作性や価格が素人でも手の届く民生機の登場を見ました。プロのカメラマンを雇わずともお店のスタッフが兼務して、有料課金しても視聴者の欲求に耐えうる一定レベルの内容の動画配信が可能になったのです。6月には、無観客または人数少数限定有観客の生配信がスタンダード化してきました。さらに、一人で、カメラマン、スイッチャー、PC、課金管理までやれる生配信オペレーターも育って業務は活性化し、実際に有料視聴したり、投げ銭したりするユーザーのマーケットの拡大も顕著となりました。一部の論者によると、6月25日のサザンオールスターズの初無観客配信ライブまでは、有料配信ライブの数はそれほど多くはなく、配信ライブのチケットを購入することは、一部の音楽ファン以外にはまだ浸透していなかったが、この公演の成功が特にメジャーアーティストの有料配信ライブ参入を後押しし、ミュージシャン、リスナー双方にとって有料配信を身近なものにしたということです。弊社でも自社のスタッフと機材で、出張生配信なるものを6月末ごろより試験的に開始し、各現場での経験の蓄積が、年末のピアニスト和泉宏隆の自宅スタジオからのソロピアノ生配信「LIVE STREAM FROM HOME」に結実、熱いファンや視聴者の皆さんの声援に励まされて大成功し、非常に手応えを感じることができました。

激動の一年を数行で書き切れるほどの筆力を持ち合わせていないのが残念ですが、今新しい年のスタートにあたり、まずは苦境に負けないアイデアを思索し、試行錯誤しても前進し続ける意気込みをキープしたいと思います。70年代後半のアメリカの大ヒットドラマRoots(ルーツ)の、キーワード“Never Give Up!”をあえて引用し、“Let’s Never Give Up”と高らかに謳い上げたいと思います。(「あえて」と書いたのは、高三の体育祭のスローガンにNever Give Up!を提案したところ、担任教諭から「僕の近所の小学校の運動会のスローガンと同じだ」とバッサリ切り捨てられた、トラウマによります。またプチトリビアですが、このRootsの主人公クンタ・キンテの母親役のシシリー・タイソンはあのマイルス・デイヴィスの3人目の奥さんで、96歳でご健在とのことです→2021.1.28逝去)

それではみなさん、本年もよろしくお願いします♬

 

<2020年 年頭にあたり>

弊社設立20周年を経て新たに迎えた昨年一年は、令和という新たな時代の幕開けとも合致し弊社にとっても大きな転機となりました。NHK BS4Kで特番放映された「New Acoustic Camp 2019」の収録や、ミュージックステーション(テレ朝)初出演のMISIA、NYアポロシアター収録などへの参画。ピアニスト和泉宏隆(ex. T-SQUARE)のソロピアノ大全集プロジェクトのスタート。女性サルサバンドSON REINASの東北10校芸術鑑賞祭ツアーと、ヴァラエティに富んだ内容で目まぐるしく過ぎてゆきました。
「ニューアコ」という愛称で親しまれる「New Acoustic Camp」は毎年群馬県水上高原リゾートで行われるフェスで、昨年10周年を迎え、スガシカオや木村カエラなど錚々たる出演者で多くの来場者で賑わいました。スガさんとは2003年のアルバム「SMILE」の制作時以来の旧交を温めることができました。特筆すべきは、そのパフォーマンスの中で、同じ歌詞のフレーズでも出てくる箇所によって違う歌い方をする、ポップスというよりはジャズに近い表現方法に改めて感銘を受けました。
和泉宏隆のソロピアノ大全集「COMPLETE SOLO PIANO WORKS」は、そのSQUARE、T-SQUARE時代のヒット曲を含む全50曲をソロピアノで新録するという壮大なプロジェクトで、昨年10月にVol.1をリリース、本年1月にVol.2を予定しており、併行して、楽譜集の出版も企画中です。
さて、令和となって初の年始でありオリンピックイヤーの今年は、エンターテイメント業界としても大きな節目になることは間違いありません。著作権管理業務の側面からだけでも、新曲の二次使用料、特に演奏権の回収状況にその兆候が顕著です。そんな今年の弊社の目標としては、現状のサポートアーティストのネクストステージへの展開と、新しい才能の発掘への挑戦を掲げて、年頭のご挨拶を締めくくりたいと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。

<2018年 年頭にあたり>

昨年を振り返り、もっとも心に刻み込まれた出来事の一つは、和泉宏隆グループ出演の栃木県立大田原高校芸術鑑賞祭です。3月27日那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、登山の講習会に参加していた同校の16~17歳の男子生徒7人と男性教員1人の計8人が搬送先の病院で死亡するという痛ましい事故が起きたのは、芸術鑑賞祭が行われる3週間前でした。あらためてご遺族、ご友人の方々にはお悔やみを申し上げます。そして当然イベントの中止を予想していた我々に、「みなさんの音楽の力で元気づけていただきたい」と学校の先生方からご連絡があり、敢行させていただきました。参加メンバーはみなさんベテランのミュージシャンですが、このような経験は勿論初めて、そしてあってはいけないことなのですが、ステージではまずどのような演奏で何を伝えるべきか、悩み抜かれたはずです。我々にとっても新しいチームでスタートしたプロジェクトの一回目でのことで、思案と情報収集に明け暮れたことは生涯忘れることはできません。年が変わり、今年も想像を超えるいろいろな出来事が待ち受けていると思いますが、エンタテインメントの視点から何事にもベストなアクションで邁進できるよう努力していく所存です。引き続き一層のご指導、ご鞭撻をお願いいたします。

<2017年 年頭にあたり>

昨年は、春の加山雄三国際フォーラム「ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL」に始まり、暮れのAUN J クラシック・オーケストラ シンガポール「ONE ASIA Joint Concert 2016」まで、テレビメディアを中心としたメジャーイベントに多数参画させていただき、非常に刺激の多い一年となりました。音楽出版業務の増収益についても特筆すべき年となり、新人や新曲のブレークが困難とされる昨今、微細ではありますが、旧曲の著作権使用の活況が支える業界構造の一端に触れたと言えるでしょうか。とはいえ今年は例年になく、すでに年末まで相当数のイベントが予定されており、20年の東京オリンピックへ向かう大きな景気回復の兆候をひしひしと感じています。年頭にあたり、後に語れる一つでも多くの事業、作品を残せるよう努力し続ける決意です。本年もよろしくお願いします。
<2016年 年頭にあたり>

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「音楽が生み出せるもの」を深く考えさせられた年末でした。昨年12月27日にBS日テレで放映された特番「ONE ASIAへの道 2015 ラオス編」~和楽器奏者たちが紡いだアジアの絆~/AUN Jクラシック・オーケストラで、同グループが育んできたアジア諸国の伝統楽器奏者らとのコラボレーションは、三回目を9カ国(インドネシア、ミャンマー、ブルネイ、タイ、マレーシア、カンボジア、ベトナム、ラオス、日本)の精鋭ミュージシャンによりラオス国立文化会館で結実させました。思い起こせば、2012年初春、文化庁文化交流使として派遣された東南アジア4カ国ツアーから帰国した直後のAUN&HIDEのメンバーと二子玉で会食した際、「どうだった?」の筆者の質問に、開口一番「キヨシちゃん、アジアはひとつやでえ!」と答えたHIDEさん。その勢いのまま制作したアルバム 「ONE ASIA(良平くんが命名)/AUN &HIDE」が、今この「ONE ASIA Project」のトータルな意味での発火点だったといえるでしょう。音楽=人ですから、人が生み出せるものということになるのですが、これほどまでの「偉業」に出会えることはまずないです。もちろん才能のあるアーティストが心血を注ぎ、凄いことをやっている現場は他にもたくさんあるでしょう。ただそこに多くのスタッフやメデイア、サポーターの力を得て、それが公の目に見える形になって、成就した業績と評されるわけで、一業界人として思いを新たにした正月を迎えました。 最後に、番組でリーダーの井上良平の、”「交流」するだけでなく「共感」し合ってこそ生み出せるもの” という言葉の重みが残っています。                                                                                                                                           

<2015年元旦>
昨年弊社が数々の取組みをした中で、まず冒頭に上げなければならないのは、和泉宏隆(pf)&須藤満(b)のデュオ愛称”HIROMITSU”の初アルバム「6 on 224」というヒット作に恵まれたことでしょう。あらためてこのベテランアーティストのパワーに敬意を表するものです。
そして、三度目の「ONE ASIAツアー」を大成功させて、ステイタスを何段階もアップさせた、和楽器集団AUN Jクラシック・オーケストラの、満を持してのクラシックのカバーアルバム「Octet」の発売が続きました。音楽業界としては、いくつもの大きな流れが重なり合って、束としてどこか行き場を探しているような印象に終始した感がありましたが、弊社のアクティビティの中では、常に多くの優秀な若手ミュージシャンの台頭に力づけられました。今年もさまざまなリサーチを進めて、それらを土台にしつつ「Keep Challenging」を続けていく所存ですので、どうぞよろしくお願いします。

<2014年元旦>

年頭にあたり、ひとつの決意表明です。
昨年初めは、“ハイレゾ元年だ”と息まいてスタートした弊社ですが、上半期にリリースできたハイレゾコンテンツは、AUN Jクラシック・オーケストラの「八人の響き」、DuoLIBRA「A Dedication」の2タイトルのみにとどまり、まさに忸怩たる思いでした。しかし下半期にはクリプトン、OTOTOYといった高音質配信サイトの元気にも背中を押され、10月の音展(オーディオ・ホームシアター展)での各社の取組みを目の当たりにし、我が意を得たりとばかりに、AUN Jの旧作4タイトルのリリース、ピアノ連弾 Duetwo(デュエットゥ)の新作「いつもとなりに」(2014年2月発売)、DuoLIBRAのクリスマスライブのハイレゾマルチレコーディングを企画し、先駆となるべくチャンレジを行いました。これらの過程から獲たものは、数年後とはいわず明日からのハイレゾ録音のバイブルになるようなことばかりです。そして、今年はひきつづき基礎を固めつつ、ネクストステージを視野に入れて動きます。

 

●良質の介在者となる!

個人的には今年でディレクター歴25年となります。それにしても、超ベテランのトップアーティストや優秀なスタッフの方々を相手に、「ちょっとピッチが」とか「低音でかいなあ」とか、よくもまあ失礼なことばかり言い続けて今日まで来られたものだなと、関わらせたいただいた全ての関係者のみなさんには感謝してもしきれません。そして昨今「マイミュージックは何をやりたいの?」という声をよく耳にします。制作畑出身で、あまりこまめなセルフプロモーションに長けていない上に、あからさまな営業活動をしていないので、そういった疑問も無理のないことでしょう。あえて言わせていただくならば、設立後15年間、音源制作の現場から一度も離れたことがないので、まずは時代の変化に適応した、“優秀な音楽クリエイターを目指す”のは当然でしょうが、これと併行して、音楽発信ビジネスの“良質の介在者となる”ことを目標にしています。音楽を創作したい、創作した音楽を商品にしたい、商品にした音楽を公表したい、商品を携えて音楽活動を展開させたい、といった希望をお持ちの方々の、その場その場でのサポートです。「良質の」と言ったのは理由があります。現代のようにメディアが複雑に交錯してくると、一見ビギナーフレンドリーな仲介業者がたくさん出現して、「誰でも簡単に希望をかなえられる」とうたっていろいろな業務を仲介してくれます。たとえば、「コンテンツと手数料だけ渡せば、◯◯unesをはじめとするメジャーメディアから100%バックで配信できます・・」といった類のものですが、このようなものの中には、おそらく数年の内に淘汰されるであろうと思われる、とてもお勧めできないシステムのものもあります。レーベルや音楽出版業務に専門的に関わってきた者の一人としては、サポート内容の価値に適切な条件で、それぞれのプロジェクトをお手伝いすることに自信をもって終始します。もしも当方の説明に理解が得られない場合は、逆にご一緒させていただかないことをお勧めしているほどです。「良質の」というのは適切であることのこだわりと受け取っていただけたら幸いです。

 

●未来に向かって全開♪

ここ数年、90年代に活躍されたアーティストや業界関係者からの、音楽ビジネスの現況に否定的なご意見をブログなどで頻繁に拝見します。私はその度に90’sドリームに取り憑かれていた自分のことを想起します。それから弊社にご連絡いただく起業家やミュージシャンの中の、“いまはゼロ、そして未来だけを見つめている”若者たちと比較します。そして自分はもう一度スタート地点に立ち、ビジネスを構築することにしました。諸先輩方の現代ビジネス批判は間違ってはいないし頷かされることも多いです。ただ、そのような方々には、“ゼロ”にリセットする壮快感をぜひ味わっていただきたいとも思います。それは勇気が必要なことかもしれませんが、何万人もの対象に悲観論をぶちまける気力があったら、意外と簡単なことかもしれません。

<アーカイブ>
1975年頃、雑誌「明星」?の付録の歌本に掲載されたベイシティローラーズの“Saturday Night”の楽譜を見て、ギターとメトロノームと、ラジカセ2台を駆使して宅録した経験がある。曲や演奏はともかく、その楽しさといったらなかった。そして、いつか将来、リズムやボーカル録音、ミックスといったレコーディングの全行程を自宅で自分一人でできる時代がやって来るような予感を抱いたものだった。あれから35年の月日が流れ、深夜パソコンでシーケンサーに向かっていると、たまにそのときのことを思い出して不思議な気持ちになる。
ただ現在は、自宅で完パケするだけでなく、そこから音を世界へ向けて発信し、ビジネスとして展開するところまで、可能性は突き抜けてしまった。
田舎のギター少年が、アメリカの音大で専門教育を受け、レコード会社で音楽制作やマーケティング、法務や出版業務を体得して独立し、個人が自分の音楽を世界に発信するテストケースを作るべく立ち上げたのが“My Music”。あれから今日まで、知・技・力のバランスの重要さを痛感する日々を経て、いよいよいま機は熟した。
それでは皆さま今後の弊社にご注目ください!

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